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越前和紙の里〜その2

こんにちは、すがやです。
さて、昨日に引き続き『越前和紙の里』の
「卯立(うだつ)の工芸館」から、
今日は、毎日行われている紙すきの実演をご紹介します。

ここには伝統的な越前和紙を手すきする
職人さんが常時いて、見学者に紙すきの技を披露しています。

和紙の代表的原料「楮(こうぞ)」


まず入口には和紙の原料となる楮(こうぞ)が展示してあります。
和紙を作るため、この植物の皮をはいで乾燥して煮て、
それをきれいに洗い、桜、またはけやきの木で作った叩き盤の上に乗せ、
かしの木の角棒でトントンと叩いて繊維を解きほぐします。

ほぐしたものがこれ。

そして「とろろあおい」と呼ばれる植物の根の部分を
臼でついて粘液を採り、すく水の中に混ぜます。
これはすくための漉舟(こしふね)の中の原料(紙料)が
早く沈まないようにし、紙料が長く竹簀(たけす)の上に
とどまるようにする働きがあるそうです。
あわせてすいた紙を重ねたときに、乾燥する際、
1枚ずつ容易にはがれるようにするなどの不思議な性質を持っています。
さて、実際の紙すきの様子が以下です。
おじさんのスピードが速いのでぶれ気味ですがご覧ください。

粘液を入れています。⇒竹簀(たけす)です。⇒始まりました。はやっ。⇒



すくっています。⇒寄せています。⇒揺すっています。⇒
          

流しすきは奈良時代の終わりから平安時代の初めに、
先ほどの粘液の発見とともに開発された日本独特のすき方だそうです。
竹簀(たけす)を張った漉桁(すきけた)と呼ばれる枠で
紙料を汲み上げては前後左右に揺すり、
求める厚さになるまで汲んでは揺する、揺する、揺する…。

すいた紙は板に重ね、そのまま一晩水切りをした後、
重石をかけて徐々に圧力を加えて水分をしぼります。

さらに揺すっています。そして…

すき上げた紙を慎重に重ねています。手馴れた手つきです。

圧搾を終えた紙は1枚ごとにはさんである“い草”を手がかりにはがし、
そして、1枚ずつ保し板に刷毛で張付けて、紙を乾かします。
紙の風合い、肌合いを重んじる越前和紙は、雌いちょうの干し板を用いるそうです。


そしてまた慎重にはがします。


そしてようやく完成するのが「越前和紙」です。

さて、同じ和紙の里にある専門店では
越前和紙の職人で人間国宝である
岩野市兵衛さんの和紙も購入することができます。



人間国宝のすいた越前和紙。

 
大変長いレポートにお付き合いいただきありがとうございました。

ぜひ福井にお越しの際は、和紙の里に行ってみてください。



越前和紙の里
福井県越前市新在家8-44
紙の博物館/パピルス館/卯立の工芸館 
開館時間 9:00〜16:00
火曜日定休

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